仮想通貨といえば「ビットコイン」が一番有名だが、その次に名前があがるのが「イーサリアム(Ethereum/ETH)」。

ビットコインは聞いたことあるけど、
イーサリアムって一体どんなものなの?

なんでこんなに注目されているの?
こうした疑問を持つ方は多いはず。
イーサリアムとは「ただのお金」ではなく、「アプリやサービスを動かす土台」となるもので、世界の仕組みそのものを変えてしまう可能性を秘めているからこそ、こんなにも注目されているんです!
私たちは、ちょうどインターネットが誕生した1990年代と同じ地点に立っています。
当時は「メールなんて誰が使うの?」「インターネットで買い物なんて怪しい」と言われていました。
でも今では、メールもネットショッピングも当たり前になっています。
イーサリアムも同じです。
「怪しい」と思われている今だからこそ、未来を先取りできるチャンスがあります。
この記事では、初心者の方でもわかるように、イーサリアムの基本やできることをわかりやすく解説します!
イーサリアムの特徴
イーサリアムと聞くと、つい「ビットコインみたいなお金でしょ?」と思ってしまいますよね。
でも、厳密には仮想通貨の名前ではなく、さまざまなサービスを動かすための「プラットフォーム」の名前なんです。

ビットコインが「デジタルの金貨」だとしたら、
イーサリアムは「アプリを動かすスマホのような存在」です
たとえば、スマホの中では、LINEやゲームアプリがありますよね。その“アプリを動かすための基盤”がスマホ本体です。
イーサリアムも同じで、仮想通貨を使ったゲームや銀行などのアプリを、イーサリアムの上に作ることができます。そして、その中で使われる燃料のようなお金が「ETH(イーサ)」です。
つまり、私たちが買っているのは「イーサリアム」ではなく、「イーサリアム上で使える通貨=ETH」なんですね。
イーサリアムのすごさ①:スマートコントラクトで”信頼”が自動化される
イーサリアムの核心にあるのが「スマートコントラクト」という技術。これは「契約を自動で実行するプログラム」のことを指しています。

たとえば、あなたが友達に「給料日にお金を返す」と約束したとします。
でも、友達は不安。「ほんとに返してくれるのか?忘れない?」と。
そこでイーサリアムの出番。
あなたの口座から給料日に自動的に返済されるようにプログラムしておけば、友達は安心してお金を貸せます。
この仕組みのおかげで、仲介者や銀行がいなくても、約束が必ず実行される。つまり、世界中の誰とでも安心して取引が実行されるようになるんです。
イーサリアムのすごさ②:中央管理者がいない自由な世界
読者の皆さん、ちょっと想像してみてください。
あなたが何か新しいサービスを使いたいと思ったとき、必ず「登録」「本人確認」「審査」「手数料」など、いろんな“壁”がありますよね。
それはすべて「中央管理者」がいるからです。
銀行なら銀行、SNSなら運営会社、アプリならApp Store。
つまり、誰かがルールを決めていて、私たちはそのルールに従うしかない。
でも、先述したようにイーサリアムの世界では違います。
イーサリアムは「誰かに許可をもらわなくても、世界中の人と直接つながれる」仕組みなんです。
たとえば、Uniswapというサービスでは、銀行口座も本人確認も不要。
スマホがあれば、世界中の人と仮想通貨を自由に交換できます。
しかも、運営会社がないので「手数料を値上げします」「サービス終了します」といった一方的な変更もありません。
また、イーサリアムの開発言語「Solidity(ソリディティ)」を使えば、プログラマーは誰でも世界中で使われるアプリ「DApps(分散型アプリ)」が作れます。
App Storeの審査も、サーバー契約も不要。
アップロードした瞬間、世界中の人が使える。
つまり、イーサリアムは“個人開発者でも世界規模のアプリを出せるインフラ”なんです。
イーサリアムの将来性
①続々と新しいアプリが生みだされている
イーサリアムの将来性が期待されている理由は、今世界中で新しいアプリがどんどん生み出されているからです。イーサリアム上で使い勝手の良いアプリが生まれれば、その利用料であるイーサ(ETH)を利用したい人も増えます。

AppStoreに便利なアプリが増えるほど、iPhoneの価値も上昇していきました。
それと同じ原理です
すでに世界中の企業や政府が注目しています。
・スイスやシンガポールの政府も、イーサリアムベースのデジタル通貨や行政システムを検討。
・NFTやメタバースの基盤としても、イーサリアムが利用
つまり、イーサリアムは「仮想通貨オタクの遊び」ではなく、世界のインフラになりつつあるんです。
②権力集中を避けることができる
今の世界市場はGAFAが独占している状態といえますが、富と権力が一部の企業に偏っている状態は好ましくありません。個人データの独占によるプライバシー侵害、競争排除による市場支配、政権との癒着による政治的影響などが懸念され、民主主義や市場の健全性を揺るがす存在となっています。
イーサリアムは中央集権的な構造に対抗する分散型技術として注目されています。スマートコントラクトにより契約が自動化され、仲介者不要で信頼を確保。検閲耐性が高く、地理的に分散したノードにより特定の国や企業に依存しないインフラを実現。個人が主役となる経済圏を築き、GAFAのような巨大プラットフォームに頼らず自由なサービス提供が可能になります。
まとめ:未来のインフラに、今から触れてみよう
イーサリアムは、ただの仮想通貨ではありません。
それは「信頼を自動化する技術」であり、「中央に頼らずに生きるためのインフラ」であり、そして「未来のインターネットのOS」でもあります。
今はまだ難しそうに見えるかもしれませんが、インターネットがそうだったように、数年後には「知っててよかった」と思える日が来るはずです!
このブログでは仮想通貨にまつわる話題をお届けするので、これからもよろしくお願いします!
