良い担当者の見分け方

「この人に担当してもらえてよかった」

そう思えるかどうかは、実は初回面談の最初の15分で9割決まります。逆に言えば、要注意な担当者かどうかも、初回面談だけでほぼ見抜けるということです。

※そもそもエージェントの基本や「使うべきかどうか」から知りたい方は、先に転職エージェントは使うべきかを読んでおくと理解しやすいです。

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総合人材会社で働く私は、他のエージェント担当者とのやり取りを日々見てきました。

その中で見えてきた「良い担当者と要注意な担当者の違い」を、包み隠さずまとめます。

良い担当者・要注意な担当者の違いを4つの軸でチェック

サイン良い担当者要注意な担当者
業界知識資格・年齢・経験・志向性ごとに合う企業群を細かく理解している幅広いが浅い、または企業事情まで踏み込めていない
要望への向き合い方通らないラインは正直に伝え、代替案を提示する要望をそのまま受け入れて紹介するだけ
初回ヒアリング悩みや課題感を理解した上で提案するヒアリングが浅く、とりあえず大量応募を促す
面接対策面接官の意図とのズレを埋める対策をしてくれる一般的なアドバイスに留まる

上記が、良い担当者と要注意な担当者を分ける4つの軸です。
それぞれどう見極めればいいか、下記で具体的に解説していきます。

良い担当者の特徴

良い担当者の特徴は、下記3つです。

業界・企業への解像度が高い

良い担当者は、資格・年齢・経験・志向性ごとに、どの企業群が合うかを細かく理解しています。

大手企業は選考期間が長い、中堅企業は意思決定が早い、特定企業は採用倍率が高いなど、各社の採用事情まで踏まえた上で提案しています。

単なる求人紹介ではなく、市場知識を活用した提案ができているかどうかは、面談中の反応を見ながら提案先を柔軟に変えられるかに表れます。面接対策でも、面接官の特徴や社風を踏まえて、企業の面接の型に合った対策をしてくれます。

例えば、採用担当者が「強みは何ですか?」と聞いた場合、本当に聞きたいのは「業績を追いかけたエピソード」なのに、求職者が「協調性のエピソード」を話してしまい、お見送りになるケースがあります。求職者自身は業績のエピソードも持っているのに、アピールの仕方がずれただけで落ちてしまうことがあるのです。ここを事前にすり合わせて、「このポジションは◯◯の経験が求められるから、◯◯のようなエピソードを話しましょう」と対策してくれる担当者は、非常に優秀です。

書類添削でも、応募ポジションごとに見られる経験の違いを踏まえて、企業が好みそうな内容に差し替えてくれるかどうかも同じ基準で見られます。

アーリー
アーリー

正直に言うと、第二新卒や若年層向けの総合型エージェントは、幅広い知識はあっても業界への踏み込みは浅いことが多いです。逆に特化型は業界に深く入り込んでる分、解像度は高いです。行きたい業界がある程度決まってるなら、幅広さより深さを取りに行った方がいいと個人的には思います。

要望を鵜呑みにせず、現実的なラインを示してくれる

求職者の要望が高望みになっているケースは往々にしてあります。

良い担当者は「あなたの経験だと◯◯が不足しているから、◯◯のラインは厳しいです」と正直に伝え、代わりに「◯◯はどうですか?ここで◯◯の経験を積んで、将来◯◯にチャレンジするのはどうですか?」といった代替案を出してくれます。

要望を全て鵜呑みにしてその通りに紹介するだけの仕事は、極端に言えばAIでもできてしまいます。「通るラインはここです」と示せるかどうかに、担当者としての介在価値が表れます。

アーリー
アーリー

キャリアコンサルタントの評価って結局、顧客接点数・求人紹介数・稼働率・面接数がKPIになってることが多くて、最終的には決定人数と売上に集約されます。だから月内の数字にしたいという理由だけで、内定承諾期日を早めに区切ってクロージングしにいく、みたいなことが実際に起きます。要望を鵜呑みにして紹介するだけの担当者ほど、この数字の論理で動いてる可能性があるので注意が必要です。

初回ヒアリングでニーズを的確に捉えている

良い担当者は、初回面談で表面的な希望条件だけでなく、「なぜ転職したいのか」「今の会社の何にモヤモヤしているのか」まで踏み込んで聞いてきます。

例えば「年収を上げたい」という要望に対して、単に高年収求人を並べるのではなく、「今の不満は年収そのものか、それとも評価制度への不信感か」を掘り下げて確認し、本当に解決したい課題に沿った提案をしてくれます。

悪い担当者の特徴

次に、外れの担当者の特徴をまとめます。

業界知識が浅く、的外れな提案をしてくる

こちらの経験や志向性をきちんと汲み取らないまま、畑違いの求人を勧めてくる担当者がいます。

また、資格要件や業界特有の商習慣を踏まえずに紹介してくるケースは、市場を深く理解できていないサインです。

要望をそのまま受け入れて紹介するだけ


「良いですね、その希望で進めましょう」としか言わない担当者は、良いサイン②の裏返しです。要望が現実的かどうかを判断せずに右から左へ紹介するだけなので、内定に至らないまま時間だけが過ぎていくケースが多いです。

アーリー
アーリー

初回面談で否定的な意見が一切出ない担当者は、裏を返せば「あなたの市場価値をきちんと見立てていない」可能性もあります。

ヒアリングが浅く、大量応募を促してくる


初回面談から「とりあえずたくさん応募してみましょう」と数を稼ぐ方向に誘導してくる担当者は、ヒアリングを飛ばして数だけこなそうとしている可能性が高いです。

よくある質問

初回面談だけで良い担当者かどうか判断できますか?

ある程度は判断できます。要望をそのまま受け入れるだけか、それとも「このラインは厳しい、代わりに◯◯はどうか」と現実的な代替案を出してくれるか、この一点だけでもかなり見極めがつきます。

要望を否定してくる担当者は、良くない担当者ということですか?

逆です。根拠を示した上で「このラインは厳しい」と伝えてくれる担当者の方が、要望をそのまま鵜呑みにする担当者より信頼できます。ただし、根拠を示さずに一方的に否定するだけの場合は、また別の問題です。

特化型と総合型、どちらの担当者の方が良いですか?

一概には言えませんが、志望業界や職種がある程度固まっている場合は、特化型エージェントの担当者の方が業界知識の解像度が高い傾向があります。まだ方向性が定まっていない場合は、総合型で幅広く情報を集めるのも一つの手です。

⑦まとめ

  • 良い担当者のサイン:業界・企業への解像度が高い、要望を鵜呑みにせず現実的なラインを示す、初回ヒアリングでニーズを的確に捉えている
  • 要注意なサイン:要望をそのまま受け入れるだけ、ヒアリングせずに大量応募を促す

担当者の当たり外れは、正直かなり大きい。

でも初回面談での受け答えを見れば、ある程度は見抜けると思う。

今回のポイントを踏まえて、担当者を「選ぶ」意識を持って転職活動を進めてもらえたら嬉しい。

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